CCIF ~ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害対策協議会~

協議会設立の経緯

インターネットのブロードバンド化の急速な進展にあわせ、ファイル共有ソフトの利用者が増加する中 、これらソフトを利用して他人の著作物を無許諾で流通させる態様での著作権および著作隣接権を侵害する行為が横行し深刻な被害が生じています。

 このような状況を受け、警察庁総合セキュリティ対策会議では、2007(平成19)年度報告書「Winny等ファイル共有ソフトを用いた著作権侵害問題とその対応策について」 において、ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害事案への官民さまざまな立場での対応策を検討し、提言を行いました。報告書では、権利者団体がISPと共同して行う対策に関する法的整理および手続きの取り決めを行う必要があることから、ISP事業者団体および著作権等権利者団体(以下、権利者団体) から成る協議会を設置し、現状認識の共有、対応策の検討、および手続きの合意等を行うことが望ましいこととされています。

これを受け、2008(平成20)年5月、ISP事業者団体等 と権利者団体は、「ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害対策協議会」を設立し、権利者団体の申し出を受けたISPにおいてとりうる措置等について、検討を行っています。

警察庁総合セキュリティ対策会議 報告書
「Winny等ファイル共有ソフトを用いた著作権侵害問題とその対応策について」
http://www.npa.go.jp/cyber/csmeeting/h19/pdf/pdf19.pdf

協議会の目的

ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害が大きな社会問題化していることを踏まえ、関係者が採り得る被害防止のための対策、必要な手続きを定めること等を目的とする。

協議会の活動について

総合セキュリティ対策会議の提言では、著作権侵害事案に対して、(1)インターネットサービスプロバイダ (以下、ISPとする)からの確認(警告)メールによる注意喚起、(2)ISPによるアカウントの停止、(3)著作権者等から発信者への損害賠償請求、(4)警察による捜査および検挙 の4つの方法の組み合わせにより対応していくことが望ましいとされています。本協議会では、これらの事項のうち(1)~(3)の実施にあたっての具体的問題および課題などについて情報を共有し、検討を進めています。

協議会組織

協議会組織


運営会員
会長 桑子 博行(特別会員)
会長代理 久保田 裕 (一社)コンピュータソフトウェア著作権協会 専務理事・事務局長
(一社)テレコムサービス協会 
(一社)電気通信事業者協会 
(一社)日本インターネットプロバイダー協会
(一社)日本音楽著作権協会
(一社)日本ケーブルテレビ連盟
(株)日本国際映画著作権協会
不正商品対策協議会
加盟会員
(一社)日本映像ソフト協会
(一社)日本映画製作者連盟
(一社)日本レコード協会
BSA|ザ・ソフトウェア・アライアンス
アドバイザー
警察庁
総務省
文化庁
北川 高嗣 筑波大学大学院 システム情報工学研究科 教授(技術部会主査)
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